6/4に六本木で行われた「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(もしドラ)の舞台挨拶に行ってきた。
■映画の感想
映画そのものは原作の要素が一通り盛り込まれているが、2時間という時間的制約のためにかなり削られている。
個人的にはあと5分増やしてでもエピローグは入れておくべきだったのではないだろか。
原作はビジネス書寄りで『マネジメント』の事例紹介風なライトノベルだったが、映画の方はドラッカー色はかなり薄まっていて青春しているなと感じさせられる映画になっていると思うので『マネジメント』の入口として見てしまうと物足りないかもしれない。
ただ、原作でも良く出てくる「マネジャーの資質」「顧客の定義」「マーケティング」「イノベーション」と言う重要なキーワードはきちんと盛り込まれている。
映画を見た人が原作に興味を持ち、原作を読んだ人が『マネジメント』に興味を持つと言うような流れになるのかな。
ストーリー展開はベタと言えばベタだが、分かりやすく笑いあり涙ありの青春映画になっていると思う。
設定があり得ないとか、こんなことで甲子園に行けるなら苦労しないとか言った声もあるとは思うが、映画やドラマなんてそんなもん。
野球の描写にこだわる人やご都合主義が嫌いな人は見ない方が良いだろう。
ヒットするかどうかは…興行収入の方はかなり厳しいのではないかと思う。
あっちゃんの演技の方はと言うと…これまでで一番良かった(当社比)と思います。
ひいき目もありますが、最初の「あしたの私のつくり方」(2007年公開)の時なんて、映画館の椅子からずっこけるくらい酷かったけどその時に比べると上手くなったなぁ。
ただし、本業の女優に比べるとまだまだですけど(比べること自体が失礼かもしれませんが)。
AKB48を卒業してからも女優でいたいならもっと経験を積んで勉強していくべきだと思う。今のままだと生き残っていくのは厳しいだろうな。
文乃役のみぃちゃんの方も演技の経験が少ない割にはあまり違和感なく見ることができたと思う。
夕紀役の川口春奈さんは今後に期待が持てそうな感じ。
病室のシーンではあっちゃんより、病人である川口さんの方が血色がよく見えた。
主題歌に関しては別に「Everyday カチューシャ」にする必要はなかったと思う。
ラストの感動するシーンやエンドロールと明るい曲のイメージが合ってない気がした。
大人の事情なんだろうけどね…せめて映画用に書き下ろすべきだったのではないかと思う。
■舞台挨拶
上映後に舞台挨拶があった。
上手から川口春奈さん、池松壮亮さん、あっちゃん、瀬戸康史さん、みぃちゃん、田中誠監督の順。
司会はTBSアナウンサーの田中みな実さん。
あっちゃんは緊張しているからなのかどうなのか分からないけど終始体を左右に動かしているんだよな。
あと話すときは司会の人を見るのではなく、ちゃんと客席を向いて話して欲しいんだがな…
気づいているけど直せてないのか、気づいていないのか分からないけど見ていて他のお客さんはどういう風に思ったのだろうと心配してしまった。
昔からそうだったから無意識でなんだろうけど、あんまり印象は良くないので直して欲しいと思った。
みぃちゃんの餃子事件やら、池松君の「不満がある方は後日会いに来て…」等、楽しい舞台挨拶だった。
この後、そのままの格好で新幹線に乗って大阪に行ったようだけど、等身大のドラッカー人形をよく新幹線に乗せられたな。
映画の方は何だかんだ言ったけど、もう一度見に行きたい。
そう言えば、1日だけ宇都宮の撮影のエキストラをやったが、見事に映っていないっぽいw
DVD出たら一時停止しながら探してみよう…
自分もあっちゃんの姿勢の悪さや立ち振る舞いが気になってます。
個性と言われればそれまでですが一般人にはあまりいい印象は与えないですよね。
あっちゃんの機嫌を損ねさせないように(笑)ファンが言っていかないと駄目ですね。
厳しめですが今はとても女優さんには見えないので。
>けーさん
本来であれば周りにいるスタッフが注意すべきことなんですけどね。
今年20歳になることだし、女優になりたいなら女優らしい立ち振る舞いをして欲しいものです。
このままではAKBを卒業し後、芸能界で生き残っていくのは難しいでしょうね。